新しい音楽と出会おう!音楽関連のおすすめサイト4選

イントロダクション

皆さんは、普段どのような方法で新しい未知の音楽を発掘していますか?

今回は日本であまり知られていない音楽関連のサイトやサービスをご紹介します。ジャンルや用途によって使い分けられるようになっているので、自分に合った音楽サイトがきっと見つかるはずです。

音楽を楽しむためには、ただ音源を聴くだけではなく、アーティスト情報やライブ情報なども欲しいところ。また既知の音楽もその背景や歴史を知るとまた違った楽しみ方も出来ます。今回ご紹介する音楽サイトは、そういった情報も充実しているため、音楽好きにはたまらないソースとなっています。

どの音楽サイトも、その特徴や使い方によって、私たちに新しい音楽の世界を広げてくれるものばかりです。ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりな音楽サイトを見つけてみてください!

Genius(ジーニアス)

genius.com

 

楽曲をさらに深堀りしたい方におすすめ!

 

Geniusは、膨大な楽曲情報を提供するオンラインプラットフォームです。音楽アーティストのプロフィールや楽曲の歌詞、解説、注釈などの情報を閲覧できます。

元々、前身の「Rap Genius」として、当初ラップのリリックやビートに関する情報を提供する場所に特化した、ヒップホップが主軸のサイトとして始まりました。

現在はジャンルを問わず、幅を広げ、楽曲のトリビアや生まれた歴史的背景、文化的意義などが詳細に解説されており、さらにユーザー自身で楽曲の注釈を追加することも可能で、運営による情報の検証や編集も適宜行なわれています。

アーティスト自身の解説記事や動画コンテンツも充実しているため、楽曲を深堀りしたい方におすすめのサイトです。

 

使い方

Geniusを使うには、まずウェブサイトまたはアプリにアクセスする必要があります。左上の検索バーにアーティスト名か曲のタイトルを入力しましょう。

ホーム画面


すると検索ワードを含んだアーティスト名、曲名などの検索結果が表示されます。

さらに該当のアーティストや楽曲を選択し、詳細ページへ移動してみてください。

検索結果

選択をしたアーティストや曲のページに移動すると、プロフィールや歌詞、解説、注釈、ビデオなどの情報が表示されます。

その曲が生まれた歴史やトリビアなどが説明文があり、歌詞にカーソルを合わせると、さらに歌詞の意味や文脈の注釈が出てきます。

 

例えば、Marvin Gaye「What's Going On」イントロの解説には、

“この曲は、家族の団欒を描いたかすかなサウンドバイトから始まる。これは、ベトナムから帰国した兵士が家族と再会する様子を表していると思われる。アルバム全体は、ベトナム帰還兵がアメリカに戻り、憎しみ、苦しみ、不正を目の当たりにする視点で語られている。”

とあります。

楽曲の背景や歌詞の意味を知ることで、聴き方の幅がぐんと広がりますね。

曲の詳細

 

Whosampled(フー・サンプルド)

www.whosampled.com

 

楽曲のサンプリング、引用元を知りたい方におすすめ!

Whosampledは、サンプリング(既存の音楽や音源を取り込んで、新しい音楽を制作する手法)された楽曲をオンライン上で検索することができるサイトです。例えば、ある楽曲がどのような楽曲へサンプリングされたのかを調べることができます。

サンプリング元の楽曲とサンプリング後の楽曲を並列で聴き比べができ、具体的な引用の部分がとても分かりやすい作りになっています。

またサンプリングだけでなくカバーされている楽曲も併せて検索できます。

 

今でも聴き継がれる古典や知る人ぞ知る隠れた名曲が、世代を超えてサンプリングという手法で影響を与えていることがあらためて再認識でき、サンプリングに興味のある方はもちろん、音楽の知見を広げたい方におすすめしたいサイトです。

サンプルパック(トラックメーカー向けの音素材や演奏フレーズを集めたパック)の情報も充実しているため、DTMで楽曲制作されている方も必見です。

使い方

右上の検索バーにアーティスト名か曲のタイトルを入力してみてください。

ホーム画面

すると検索ワードを含んだアーティスト名、曲名など検索結果が表示されます。

さらに該当のアーティストか曲を選択します。

検索結果

曲の一覧が表示されますので、曲を選択します。

アーティスト詳細画面、曲の一覧

 

各曲の下にはサンプリングをした、もしくはサンプリングがされた、またはカバーされた別曲と別アーティストが表示されてます。さらに気になった曲を選択してみましょう。

サンプリング曲一覧



選択した曲とその曲をサンプリングした曲(もしくはサンプリングされた曲)のyoutubeが並列で表示されます。タイムスタンプで、具体的にどの部分のどの箇所が分かるようになっています。

サンプリング前と後

こちらの記事でサンプリングについて解説していますので、ぜひ併せてご覧ください!

emptykun.hatenablog.jp

 

Album of The Year(アルバム・オブ・ザ・イヤー)

 

 

www.albumoftheyear.org

 

レビューサイトの年間ベストアルバムを知りたい方におすすめ!

Album of The Year(AOTY)は、年間を通してベストアルバムを選出するサイトです。レビューサイトの点数を取りまとめた平均点とユーザーが投票する形式で、最も評価の高いアルバムが選ばれます。また、アルバムのレビューやランキングも掲載されており、ジャンルを問わず常に新しい音楽を探している方におすすめです。

年代やジャンル、レビュー数などでソートして検索も出来るので、普段聴いているお気に入りのアルバムの評価と比べても面白いかもしれません。

使い方

ホーム画面を開いて、上部の<Best Album>を選んでみましょう。

ホーム画面

 

レビューサイトからの点数の平均が高い順に並んでいます。

さらにその中からリリースの年、年代、レビューサイト、ジャンル、レビュー数でソートが出来るようになっています。

Best Album 画面

 

作品を選ぶとレビュー平均点数と各サイトの点数が表示されます。

各ストリーミングサービスのリンクもあるので、そのまま試聴も可能です。

作品詳細画面

例として2022年リリースで10つのサイト以上で採点されたベストアルバムで検索をしたところ、1位は Black Country, New Road 「Ants From Up There」でした。

もし同点数のアルバムが2枚以上ある場合は、レビュー数の多さが優先されるようです。

検索例

Live Music Archive(ライブ・ミュージック・アーカイブ

 

archive.org

 

貴重なライブ音源を聴きたい方におすすめ!

Live Music Archiveは、アメリカのインターネットアーカイブが運営するライブ音源のデータベースサイトです。アメリカ国内で演奏されたライブ音源を無料で聴くことができます。

20万以上のライブ音源が登録されており、ジャンルや年代、国などの検索条件を指定することで、自分が聴きたい音源を簡単に探すことができます。

さらに、ライブ音源を無料でダウンロードすることも可能です。

60年代から近年のライブ音源までフォローされ、ここでしか聴けないローカルで希少なライブ音源が多数あり、ライブの臨場感を楽しみたい方におすすめです。

音楽史アーカイブとして保存する図書館のような資料的側面が強く、メジャーなアーティストの音源は限られていますが、それでも貴重な音源が多数あるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

使い方

ホーム画面からアーティストを選択します。音源の年代やジャンル、言語などでソートが出来ます。

ホーム画面

 

気になる公演を選択してみましょう。ここでも音源の年代でソートが出来ます。

アーティスト詳細画面

 

曲を選択、再生ボタンを押すと聴くことが出来ます。

音源

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は私がオススメする音楽サイトを紹介しました。

それぞれ独自の特徴があるので、音楽の好みや求める情報に合わせて使い分けることで、きっとあなたにもぴったりなサイトが見つかるはずです。

皆さんもぜひオススメの音楽サイトをチェックして、音楽ライフを充実させてみてください!